[pgpool-general-jp: 1677] Pgpool-II 4.3 RC1 をリリースしました。

Bo Peng pengbo @ sraoss.co.jp
2021年 11月 25日 (木) 13:45:30 JST


Pgpool Global Development Groupは、Pgpool-II 4.3 RC1 のリリースをアナウンスします。
このバージョンはまだ本番利用はできませんが、正式リリース版にはかなり近い
ものなので、是非テストにご協力ください。

このリリースには脆弱性の修正が含まれます。
詳細についてはリリースノートをご覧ください。

  https://www.pgpool.net/docs/43/ja/html/release-4-3rc1.html


V4.3 の主な新機能や改良は以下の通りです。

* watchdogノードが削除されたときにもquorum/VIPを維持するために、
  新しくwatchdogにメンバーシップ機構が導入されました。

* 負荷分散ノードの選択時にレプリケーション遅延が最小のスタンバイ
  ノードを選択できるようにしました。

* pcp_promote_nodeで昇格するノードIDを指定できるようにしました。

* PostgreSQLが管理者によってシャットダウンされたとき、
  またはpg_terminate_backendによって強制終了されたときに、
  フェイルオーバを発生させないように設定できるようにしました。

* pcp_proc_info、SHOW POOL_PROCESSES、およびSHOW POOL_POOLS
  コマンドにより有用な情報を表示するために、新しいフィールドを追加しました。

* pcp_node_infoがすべてのバックエンドノード情報を一覧表示できるようにしました。

* 実際のPostgreSQLの状態を示す新しいフィールドをSHOW POOL_NODES
  とその同種のコマンドに追加しました。
* リカバリ元のホスト名を表す新しいパラメータをrecovery_1st_stage_command
  および recovery_2nd_stage_commandに追加しました。

* ミリ秒単位でログにタイムスタンプを出力できるようにしました。

* PostgreSQL 14 の SQL パーサを取り込みました。

* pgpool.confファイルでincludeディレクティブに対応しました。 

* pgpool.confのサンプルファイルは、設定を容易にするために単一
  のサンプルファイルに統合されました。

* pgpool.confサンプルファイルのすべての構成パラメータは、
  どのパラメータを変更する必要があるかを明確にするためにコメント化されました。

以下からダウンロードすることができます。
https://pgpool.net/mediawiki/index.php/Developer_releases

リリースノートはこちらをご覧ください。
https://www.pgpool.net/docs/43/ja/html/release-4-3-0.html

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Bo Peng <pengbo @ sraoss.co.jp>
SRA OSS, Inc. Japan
http://www.sraoss.co.jp/


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