[pgpool-general-jp: 1604] 「detach_false_primary」の利用条件について

中村憲一 nakamura.kenichi @ ntt-tx.co.jp
2019年 8月 19日 (月) 13:55:28 JST


いつもお世話になっております、中村と申します。


pgpool-II4.0から導入された新機能「detach_false_primary」の利用条件について
ご確認をさせてください。


以下の【レプリケーション専用LANを持つ構成】のように、pgpool-IIから接続するIPアドレスと、
DB間のレプリケーションを行うIPアドレスが異なる場合に、「detach_false_primary」を用いて
不正なプライマリを除外する方法はありますでしょうか?

また、現在対応していない場合、今後対応する予定などはありますでしょうか?


現在の仕様では、「detach_false_primary」を用いて不正なプライマリを除外するためには、
pgpool.conf の backend_hostname に指定するIPアドレスと、
recovery.conf の primary_conninfo に指定するIPアドレスは同じでなければならないようです。

これは、不正なプライマリの判断を行うために pg_stat_wal_receiver の conninfo から
レプリケーション元(マスタDB)のIPアドレスを取得し、pgpool.conf の backend_hostname と
突き合わせを行っているためですが、【レプリケーション専用LANを持つ構成】ではこの仕組みは
利用できないと考えています。


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【レプリケーション専用LANを持つ構成】

■pgpool.confの設定
backend_hostname0 = '172.10.10.1'
backend_hostname1 = '172.10.10.2'
backend_hostname2 = '172.10.10.3'

■DBサーバのIPアドレス
・DBノード1
 pgpool-IIから接続するIPアドレス:172.10.10.1
 レプリケーションを行うIPアドレス:192.168.122.11
・DBノード2
 pgpool-IIから接続するIPアドレス:172.10.10.2
 レプリケーションを行うIPアドレス:192.168.122.12
・DBノード3
 pgpool-IIから接続するIPアドレス:172.10.10.3
 レプリケーションを行うIPアドレス:192.168.122.13


ご確認のほど、よろしくお願い致します。



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中村 憲一
NTTテクノクロス株式会社 IV2BU
MAIL : nakamura.kenichi @ ntt-tx.co.jp
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