[pgpool-general-jp: 1315] pgpool-II 3.4 RC1リリース
Tatsuo Ishii
ishii @ sraoss.co.jp
2014年 10月 29日 (水) 11:41:39 JST
皆様
pgpool-II 3.4 RC1をリリースしたのでお知らせします。是非使ってみてフィー
ドバックをお願いします。RPMも用意しております。
以下からダウンロードができます。
http://pgpool.net/mediawiki/index.php/Downloads
参考までにリリースノートを付けておきます。
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3.4.0 (tataraboshi) 2014/10/XX
概要
このバージョンは 3.4 系列の最初の版で、3.3 系からの「メジャーバージョンアップ」にあたります。
互換性のない変更
パラレルクエリモードが廃止され、pgpool.confから削除されました。 こ
れは、パラレルクエリモードのユーザが少ない割に維持に手間がかかるた
めです。 実際にはパラレルクエリモード用のコードはまだ存在しており、
pgpool.confに必要なパラメータを書くことで使用は可能です。 しかしな
がら、次のpgpool-IIのバージョン(3.5.0)では、コードも削除される予定
です
"print_timestamp"が削除されました。代わりに"log_line_prefixを使って
ください
リカバリスクリプトが従来の3つではなく、4つのパラメータを受け取るよ
うになりました(4番目のパラメータは、PostgreSQLのマスタサーバのポー
ト番号です)。 もし4番目のパラメータの情報を必要としないのであれば、
従来の3つのパラメータを受け取るリカバリスクリプトも利用できます
新機能
アプリケーション名あるいはデータベース名できめ細かく負荷分散を制御
できるようになりました(database_redirect_preference_listと
app_name_redirect_preference_listを参照)。 たとえば、クライアントの
アプリケーション名の場合に、どれかのスレーブサーバに検索を分散させ
るのではなく、マスタサーバに投げるような設定も可能です(Tatsuo)
pgpool-IIのプロセス名をログに出力できるようになりました。そのための
新しいパラメータは "log_line_prefix"で、printfで指定するようなやり
方で、ログの先頭に文字列を追加できます(Muhanmmad Usama)
PostgreSQLのように、ログの詳しさを指定できるようになりました。 あた
らしいパラメータは "log_error_verbosity", "client_min_messages",
"log_min_messages" です(Tatsuo Ishii)
新しいパラメータ "allow_sql_comments" がオンの場合、負荷分散に干渉
すること無くSQLコメントを使えるようになりました。オフの場合は今まで
と同様の振る舞いになります(Tatsuo Ishii)
"check_unlogged_table"という新しいパラメータにより、unloggedテーブ
ルが使われているかどうかのチェックが省略できるようになりました。こ
れにより、pgpool-IIが発行する内部的なカタログ参照のためのクエリの数
を減らして性能を向上できます(Tatsuo Ishii)
新しいパラメータ"listen_backlog_multiplier"を使って、非常に負荷の高
いシステムにおけるListenバックログのあふれを防ぐことができるように
なりました(Tatsuo Ishii)
新しいパラメータ"connect_timeout"を使って、バックエンドへの接続タイ
ムアウトを防ぐことができるようになりました。この機能は、不安定なネッ
トワーク環境で役に立ちます(Tatsuo Ishii)
改善点
組み込みのSQLパーサがPostgreSQL 9.4と互換性のあるものになりました
(Muhammad Usama)
PostgreSQLのメモリマネージャと例外処理マネージャが移植されました
(Muhammad Usama)
ソースツリーを再構成しました(Muhammad Usama)
pgpool_statusのフォーマットがASCIIファイルになりました。これにより、
たとえばpgpool-IIを起動するまえにダウンしているPostgreSQLノードを登
録するようなことが可能です(Tatsuo Ishii)
リカバリスクリプトに新しい第4のパラメータが追加されました。マスター
ノードのポート番号が指定可能です(Tatsuo Ishii)
3つより多いデータベースをpgpool_setupで扱えるようになりました
(Tatsuo Ishii)
バグ修正(pgpool-II 3.3.4以降のもの)
failoverの際にデッドロックを起こすことがあるwatchdogのバグを修正し
ました。詳細はバグトラックの105番および[pgpool-committers: 2195] を
ご覧ください(Muhammad Usama)
Close portalリクエストを存在しないポータルに発行してもエラーになら
なくなりました。これが元々PostgreSQLのフロントエンド/バックエンド
プロトコルで要求されていた仕様です。このようなケースでは、バックエ
ンドを経由すること無く"close complete"メッセージがクライアントに直
ちに返るようになりました(Muhammad Usama)
Coverityにより見つかった多くのバグが修正されました(Muhammad Usama,
Tatsuo Ishii)
--
Tatsuo Ishii
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Japanese:http://www.sraoss.co.jp
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