[pgpool-general-jp: 595] pgpool-II 2.2.3 released
Tatsuo Ishii
ishii @ sraoss.co.jp
2009年 8月 11日 (火) 23:15:27 JST
石井です。
pgpool-II 2.2.3をリリースしたのでお知らせします。
ソースコードは以下からダウンロードできます。
http://pgfoundry.org/frs/download.php/2329/pgpool-II-2.2.3.tar.gz
バグ修正
* バックエンドに新しいコネクションを張る際に、バックエンドの一つが障害
を起しているとケースで、後処理の中でpgpool-IIの子プロセスが落ちるこ
とがあるバグを修正しました(Tatsuo)
* パラレルクエリのバグを修正しました(Yoshiharu Mori)
* 拡張プロトコルの場合にもエラーメッセージの中で最後に使用したクエリが
表示できるようになりました(Akio Ishida)
* kind mismatch errorメッセージの作成で、メッセージ内容が壊れることが
あるバグを修正しました(Tatsuo, Akio Ishida)
* ックエンドへの接続記述子の参照タイミングによってはpgpool-IIの子プロ
セスが落ちることがあるバグを修正しました(Tatsuo)。
* pool_errorやpool_logの引数が間違っていた個所を修正しました(Akio
Ishida)。
* statement_timeoutのタイムアウトによるエラー処理を改良しました。実際
にはタイムアウトまでにstatement_timeoutで設定した時間の倍かかってい
たのを直しました。また、masterだけがstatement_timeoutを返した場合に
も対応できるようにしました。以前はkind mismatchエラーになっていまし
た(Tatsuo)。(master以外がstatement_timeoutを返さないケースではkind
mismatchエラーになります)。
* health checkをより強化し、postmasterがSIGSTOPで止ってしまっている場
合も障害検知できるようにしました。
* バックエンドにSQLを投げ、その応答を待っている間にクライアントが
pgpoolに対するコネクションを切断したことが検出できるようになりました。
たとえば、WebアプリケーションではDBに対してリクエストを投げて、応答
がないとキャンセルするようなことが頻繁に起ります。この場合、今までは
pgpoolやPostgreSQLのプロセスが残ってしまい、同時接続数が枯渇したり、
ロックを取ったままのトランザクションが残るなどしてシステム全体に影響
を与えることがありました。今回の修正により、こうした状況が検出できる
ようになっただけでなく、SQLの応答待ちの間にクライアントがコネクショ
ンを切断した際には、SQLコマンドのキャンセルをpgpoolが行なって、ロッ
ク待ちなどのバックエンドプロセスが残るのを防ぐことができるようになり
ました(Tatsuo)。
* 引数なしのCLUSTERコマンドはトランザクションの中では実行できないので、
自動トランザクションをスタートしないようにしました(Tatsuo)。
* 複数のプリペアドステートメントを使っている際に、セッションの終りでそ
の一部だけが解放されるバグを修正しました(Akio Ishida) 。
* sql/pgpool-recovery/pgpool-recovery.cがPostgreSQL 8.4でコンパイルで
きるようにしました(Tatsuo)。
* 拡張プロトコルを使っている場合に、クライアントとpgpoolの間でお互いに
待ち状態になってしまうことがあるバグを修正しました(Gavin Sherry)。
* COPY FROMを実行中にクライアントが処理を中断した場合に、バックエンド
プロセスが残ってしまうバグを修正しました(Tatsuo)。
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Tatsuo Ishii
SRA OSS, Inc. Japan
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