Pgpool-II 4.6.3 文書 | |||
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リリース日: 2025-08-21
watchdog が不適切な NOTICE メッセージを出力する問題を修正しました。 (Tatsuo Ishii)
read_ipc_socket_and_process()
は、IPCソケットへのコマンド書き込みのたびに、書き込みが成功した場合でも通知メッセージを出力していました。これを修正し、書き込みが失敗した場合にのみ通知メッセージを出力するようにしました。
log_min_messages が notice 以上に設定されている場合にのみメッセージが表示されるため、このバグが発見されていませんでした。
ディスカッション: pgpool IPC socket connection issue
スタートアップパケットを読んでいるときのメモリーリークを修正しました。(Tatsuo Ishii)
pool_push_pending_data でのリソースリークを修正しました。
ビッグエンディアンマシン上の scram-sha-256 認証の不具合を修正しました。(Tatsuo Ishii)
scram-sha-256 認証を実行する際、ハッシュ関数 pg_sha_256_final
が使用されます。
これは PostgreSQL からインポートされたもので、プリプロセッサ定義 WORDS_BIGENDIAN を使用してホストマシンのエンディアンを判断します。
WORDS_BIGENDIAN は configure 時に定義する必要がありますが、pg_sha_256_final
(およびその他)が PostgreSQL からインポートされた際にこの部分が省略されていました。
その結果、scram-sha-256 はリトルエンディアンマシンでのみ動作していました。
configure.ac に AC_C_BIGENDIAN マクロを追加することでこの問題を修正しました。。
この問題は Christoph Berg によって報告され、 pranavkaruvally によって分析されました。
ディスカッション: 4.6.1 fails on big-endian s390x: backend response with kind 'E' when expecting 'R'
ソースコードのタイプミスを修正しました。 (Bo Peng)
ハートビートデバイスの処理を修正しました。(Tatsuo Ishii)
pgpool.conf の処理中に、heartbeat_device が誤って処理され、最初のデバイスが無視されていました。
この問題は Bo Peng によって分析されました。
pgpool.confのコメントのタイプミスを修正しました。 (Tatsuo Ishii)
「8.3. ネイティブレプリケーション/スナップショットアイソレーションモードの構築の例」のドキュメントを改善しました。(Taiki Koshino)
サンプルスクリプトのリンクと「事前設定」の説明を改善しました。
リロードによって反映されないパラメータのドキュメントを修正しました。 (Taiki Koshino)
authentication_timeout と memqcache_oiddir はリロードしても反映されません。 ドキュメントが「このパラメータはサーバー起動時にのみ設定できます。」に変更されました。
watchdog リーダーの用語を統一しました。(Tatsuo Ishii)
以前は「leader」「active」「coordinater」という用語が、watchdog のリーダーノードを指すために使用されていました。このコミットではこれらを「leader」に統一しました。 advanced.sgml も修正しました。
サンプルスクリプトを修正しました。(Taiki Koshino)
「8.2. Pgpool-II + Watchdogの構築の例」のサンプルスクリプトを修正しました。
ロードバランスの説明で論理レプリケーションモードと Slony モードが抜けている問題を修正しました(Tatsuo Ishii)
pcp_node_infoのドキュメントを改善しました。 (Bo Peng)
「replication_state」と「replication_sync_state」を正しく表示するには、各 backend_application_nameX が primary_conninfo の application_name に指定された値と一致する必要があることを明確にしました。
カーネルの資源に関するセクションを追加しました。 (Tatsuo Ishii)
Pgpool-II は System V の共有メモリとセマフォを使用します。 要件についてはドキュメントを参照することをお勧めします。
configure の --with-ldap オプションの説明を追加しました。(Tatsuo Ishii)
これは LDAPサポートがv4.2で導入されたときに見落としていました。
Pgpool-II でサポートされているプラットフォームを明確にしました。 (Tatsuo Ishii)
child_life_time のドキュメントを改善しました。 (Tatsuo Ishii)
029.cert_passphrase 回帰テストを安定化しました。 (Tatsuo Ishii)
ssl_passphrase_command が有効でない場合、エラーメッセージは通常「bad decrypt」ですが、「wrong tag」となる場合もありました。