[pgpool-general-jp: 1267] pgpool-II 3.3.3, 3.2.8, 3.1.11, 3.0.15, and pgpoolAdmin 3.3.1 released

Yugo Nagata nagata @ sraoss.co.jp
2014年 3月 25日 (火) 08:15:31 JST


長田です。

pgpool-II 3.3.3, 3.2.8, 3.1.11, 3.0,15 および pgpoolAdmin 3.3.1
をリリースしましたのでお知らせいたします。

以下からダウンロードすることができます。
http://pgpool.net/mediawiki/index.php/Downloads

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pgpool-II 3.3.3, 3.2.8, 3.1.11, 3.0,15 
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* installer: pgpool-II の RPM インストールが失敗するバグを修正しました。
  (Yugo Nagata) [3.3]

* installer: localhost の apache ユーザから localhost の postgres 
  ユーザにパスワードなし SSH を設定するするように修正しました。(Yugo Nagata)
   [3.3]

* 再起動した pgpool-II の watchdog ステータスがダウンと見なされることが
  あるバグを修正しました。(Yugo Nagata) [3.3]

* doc: num_init_children の項に「listen キュー」の説明とその「バックログ」
  を増やす方法について追記しました。(Tatsuo Ishii) [3.3][3.2][3.1][3.0]

* 指定した上位サーバの内たった1台への ping が失敗した場合にも watchdog
  ステータスがダウンになってしまうバグを修正しました。(Yugo Nagata) [3.3][3.2]

* UNLOGGED テーブルを検出する処理のパフォーマンスが悪かったのを修正しました。
  (Tatsuo Ishii) [3.3][3.2][3.1][3.0]

  この問題は [pgpool-hackers: 435][[pgpool-general:2325] で指摘されました。

* プライマリノードの検出ロジックを修正しました。(Tatsuo Ishii) 
  [3.3][3.2][3.1][3.0]

  プライマリノードが検出されないことがありました。例えば、node 0 がプライマリ、
  node 1 がスタンバイのときに、node 0 が落ちたとします。ヘルスチェックがそれ
  を検出しますが、内部のステータスがまだ更新されていない場合 node 0 には
  問題がないよう見えるため node 0 への接続が試みられます。実際にはこの接続は
  失敗するため、node 1 が新プライマリであることを検出する前に処理が終了
  していました。

  この問題は [pgpool-general: 2409] にて報告されました。

* pgpool_setup が raw モードに対応しました。(Tatsuo Ishii) [3.3]

* test: JDBC のテストをレグレッションテストに統合しました。(Tatsuo Ishii)
  [3.3]

* raw モードで自動コミットが off で JDBC を使用したときに、DML が失敗する
  バグを修正しました。(Tatsuo Ishii) [3.3][3.2][3.1][3.0]

  この問題は bug #92 で報告されました。

* wd_escalation_command が終了コード 0 以外で終了したときにエラーメッセージ
  を出力するように修正しました。(Yugo Nagata) [3.3]

  この修正は [pgpool-general: 2457] で Sergey Arlashin によって示唆されました。

* test: クエリキャッシュのレグレッションテストを追加しました。(Tatsuo Ishii)
   [3.3]

* 拡張プロトコルにおけるクエリキャッシュのバグを修正しました。(Tatsuo Ishii) 
  [3.3][3.2]

  明示的なトランザクション内で DML が実行された場合でも、SELECT 実行時に
  古いキャッシュが読み込まれていました。これはインメモリクエリキャッシュ
  が実装された時点から存在していたバグです。

  [pgpool-general-jp: 1252] で報告されました。

* SHOW pool_status の結果から抜けていた relcashe_size と check_temp_table
  を追加しました。(Tatsuo Ishii) [3.3][3.2]

* if_up_cmd が失敗した際にエラーメッセージを出力するよう修正しました。
  (Yugo Nagata) [3.3]

  この修正は [pgpool-general: 2457] で Sergey Arlashin によって示唆されました。

* ストリーミングレプリケーションモードで無関係なノードにはクエリを送信しない
  ように修正しました。 (Tatsuo Ishii) [3.3][3.2][3.1][3.0]

  pgpool-II は BEGIN, END, SET などのクエリを全ての DB ノードに送っています。
  しかし、ストリーミングレプリケーションではプライマリノードと高々1台の
  スタンバイノードにしか送る必要がありません。(もしプライマリノード
  がロードバランスノードとして選択されている場合には1台だけで充分です。)

  詳細は [pgpool-hackers: 464] を参照してください。

* バッファオーバランとメモリリークの可能性を修正しました。(Tatsuo Ishii)
  [3.3][3.2][3.1][3.0]

  Coverity 1111465, 1111482 の報告によります。

* バッファオーバランを修正しました。(Tatsuo Ishii) [3.3][3.2][3.1]

  strcpy() を strlcpy() で置き換えました。
  Coverity 1111478, 1111480 の報告によります。

* if_up_cmd のエラーを解析するためのデバッグメッセージを追加しました。
  (Yugo Nagata) [3.3]

* NULL ポインタの開放を修正しました。(Tatsuo Ishii) [3.3][3.2][3.1][3.0]

  Coverity 1111384 の報告によります。

* マテリアライズドビューをキャッシュしないよう修正しました。(Tatsuo Ishii)
   [3.3][3.2]

  bug #95 で報告されました。

* メモリリークを修正しました。(Tatsuo Ishii) [3.3][3.2][3.1][3.0]

  Coverity 1111446 の報告によります。

* パラレルモードで system_db_hostname が空欄の場合に発生するセグメンテー
  ションフォルトを修正しました。(Yugo Nagata) [3.3][3.2][3.1][3.0]

* -d オプションで起動した場合に pgpool.conf の処理中のデバッグメッセージを
  出力するように修正しました (Yugo Nagata) [3.3][3.2][3.1][3.0]

  以前は -d オプション使用時でも出力されていないデバッグメッセージがありました。

* レプリケーションモードで JDBC 使用時に now() を含む準備文で発生する
  例外を修正しました。(Yugo Nagata) [3.3][3.2][3.1][3.0]

  JDBC で準備文を PrepareThreshold 回以上実行した場合には、文に名前が
  付けられ Parse の後に Describe メッセージが発行されます。このとき、
  pgpool は now() をパラメータに書き換えるため、元のクエリには無かった
  新しいパラメータが追加されます。この場合、フロントエンドに返される
  ParameterDscription メッセージ(Describe の返答)は、元のクエリが持つ
  パラメータと同じ数の OID を含むべきです。そうしないと、JDBC は
  ArrayIndexoutOfBoundsException 例外を発生させてしまいます。

  このバグは [pgpool-general-jp: 1192] で報告されました。

* レプリケーションモードにて、デフォルト値が now() のカラムを持つテーブルに
  対する準備文でエラーが発生するバグを修正しました。(Yugo Nagata) [3.3][3.2][3.1][3.0]

  デフォルト値が now() を持つ名前付き準備文を parse する際に、pgpool-II は
  時刻値をパラメータで置き換えます。そのため、その後の bind メッセージも
  追加されたパラメータの形式コードを含んでいる必要があります。しかし、元
  のクエリのパラーメータ形式数が1だった場合、この処理がなされていませんで
  した。これが "incorrect binary data format in bind parameter 2" のような
  エラーの原因となっていました。

* test: JDBC のレグレッションテストでテスト失敗時でも ok と出力されるバグを
  修正しました。(Yugo Nagata) [3.3]

* test: JDBC の PrepareThreshold に関するレグレッションテストを追加しました。
  (Yugo Nagata) [3.3]

* doc: パラレルモードは PREPARE 文の実行に対応していないことを追記しました。
  (Yugo Nagata) [3.3][3.2][3.1][3.0]

  bug #93 の指摘によります。

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pgpoolAdmin 3.3.1
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* watchdog ステータスが「ダウン」のときに「不明」と表示されるバグを修正しました。
  (Yugo Nagata)

* PostgreSQL の「再起動」機能が動作していなかったのを修正しました。(Yugo Nagata)

* ログインユーザがバックエンドのスーパユーザか否かを適切に取得するよう修正しました。
  (Nozomi Anzai)

  ログインユーザがスーパユーザではないときに問題となっていました。これは 
  [pgpool-general: 2340] にて報告されました。

* ログインユーザがバックエンドのスーパユーザのときのみに pgpool_pgctl を実行できるように
  修正しました。(Nozomi Anzai)

  以前は全てのログインユーザで pgpool_pgctl を実行し、バックエンドの停止・再起動・リロード
  を試みていました。また、pgpool_pgctl は sr_check_user または health_check_user
  で実行されていました。この修正では、pgpool_pgctl はログインユーザで実行するようにし、
  そうでない場合にはバックエンドの停止・再起動・リロードを行うボタンを無効にするようにしました。
  これにより、sr_check_user, health_check_user がスーパユーザである必要がなくなりました。

  この修正は [pgpool-general: 2338] の報告に基づきます。

-- 
Yugo Nagata <nagata @ sraoss.co.jp>


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