[pgpool-general-jp: 948] pgpool-II 3.0.4 リリース

Toshihiro Kitagawa kitagawa @ sraoss.co.jp
2011年 6月 1日 (水) 20:48:41 JST


pgpool-II ユーザの皆様

pgpool-II 3.0.4をリリースしましたので、お知らせいたします。

このバージョンでは、3.0.3における様々なバグが修正されています。

互換性のない変更
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- ストリーミングレプリケーションにおいて、delay_thresholdが0またはヘル
  スチェックが無効ならば、遅延チェックは実施されません。これはpgpool-II
  マニュアル通りの動作ですが、これまではヘルスチェックが無効の場合も遅
  延チェックが実施されていました(Guillaume Lelarge)

バグ修正
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- pgpool-regclass()をPostgreSQL 8.0以降でコンパイルできるように修正しま
  した。7.4はまだエラーが出ます(Tatsuo)

- ストリーミングレプリケーション構成で/*NO LOAD BALANCE*/コメントを使用
  したときにハングアップする可能性を修正しました(Kitagawa)

- Flush(H)メッセージやCloseComplete(C)メッセージを受信したときのハング
  アップを修正しました(Kitagawa)

- pgpool-IIがバックエンドに接続後、RedyForQuery(Z)メッセージを受信する
  タイミングによって起こり得るハングアップを修正しました(Kitagawa)

- recovery_1st_stage_commandとrecovery_2nd_stage_commandパラメータの説
  明を追加しました(Tatsuo)

- pgpool-II内部で使用するシステムカタログキャッシュのサイズを32から128
  に増やしました。これは"unnamed prepared statement does not exist"エラ
  ーを軽減する効果があります(Tatsuo, Kitagawa)

- pcp_connect()関数で二重free()を行うバグを修正しました。パッチはJehan-
  Guillaume (ioguix) de Rorthaisさんから頂きました(Tatsuo)

- PQfinish()関数を誤って使用しているstart_recovery()のバグを修正しました
  (Tatsuo)

- クライアントのアイドル時間がclient_idle_limitに達したときに、フロント
  エンドに送信される正しくないエラーメッセージを修正しました(Tatsuo)

- pool_statusの「backend status」変数の名前を正しく修正しました。スペー
  スを'_'に置き換えました(Guillaume Lelarge)

- md5認証方式を採用してデーモンとして実行したときのハングアップを修正し
  ました。パッチは、Nicolas Thauvinさんから頂きました(Tatsuo)

- 拡張問い合わせプロトコルでSQL文が出力されるように、
  log_per_node_statementを修正しました。これは以前は動作していましたが、
  3.0で動作しなくなっていました(Kitagawa)

改良
====

- サンプルの設定ファイルのblack_function_listにcurrval()とlastval()を追
  加しました。もしそれらがロードバランスされると、nextval()やsetval()の
  結果がスレーブに反映される前にcurrval()またはlastval()が呼ばれること
  があります(Tatsuo)

ソースコードは以下からダウンロードできます。
http://pgfoundry.org/frs/download.php/3076/pgpool-II-3.0.4.tar.gz



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