3.2. pcp.confの設定

Pgpool-IIは管理者がPgpool-IIのステータス取得や、リモートからのPgpool-IIプロセスの停止といった、管理操作を行うためのインターフェイスを提供しています。 pcp.confはこのインタフェースの認証に使われるユーザ/パスワードのファイルです。 全ての動作モードにおいてpcp.confの設定が必要です。 Pgpool-IIのインストール中に$prefix/etc/pcp.conf.sampleが作られます。 そのファイルを$prefix/etc/pcp.confという名前でコピーしてユーザ名とパスワードを追加してください。

    $ cp $prefix/etc/pcp.conf.sample $prefix/etc/pcp.conf
   

空白行や#で始まる行はコメントと見なされ無視されます。 ユーザ名とそれに対応するパスワードは以下の形式を使って1行で書かれなくてはなりません。

    
    ユーザ名:[md5暗号化されたパスワード]
   

[md5暗号化されたパスワード]は、$prefix/bin/pg_md5コマンドで作成できます。

    $ pg_md5 your_password
    1060b7b46a3bd36b3a0d66e0127d0517
   

パスワードを引数に渡したくない場合はpg_md5 -pを実行してください。

    $ pg_md5 -p
    password: your_password
   

pcp.confは、Pgpool-IIを実行するユーザから読み取り可能になっていなければなりません。