Pgpool-II 4.6.2 文書 | |||
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リリース日: 2025-05-30
認証失敗時に不要な情報を表示しないように修正しました。(Tatsuo Ishii)
以前は、クライアント認証に失敗した際に「password size does not match」というメッセージが表示されていました。 これは攻撃者がパスワードを推測する手助けとなる可能性がありました。 このメッセージを「password does not match」に変更しました。
pcpクライアントがIPv6アドレスに接続できるようなりました。(Tatsuo Ishii)
すでにpcpサーバはIPv6アドレスへの接続を許可していましたが、これまでpcpクライアントは接続できませんでした。 今回の変更により、pcpクライアントもIPv6アドレスへ接続可能になります。
ディスカッション: [pgpool-general: 9481] Does pgpool 4.6.0 support pure ipv6 configuration?
IPv6が無効化されている環境におけるwatchdog受信用ソケット作成に関する不具合を修正しました。(#99) (Tatsuo Ishii)
IPv6ネットワークが利用できない場合、watchdogプロセスが起動しない問題がありました。
従来、wd_create_recv_socket()
関数はIPv6ソケットの作成や処理に失敗するとelog(ERROR)を発行していました。
しかし、wd_create_recv_socket()
が呼ばれる時点では例外スタックが確立されておらず、elogはERRORをFATALに変換してしまいます。
これによりwatchdogプロセスが終了し、その結果pgpoolプロセスも終了してしまいました。
この問題を修正するために、elog(ERROR)の呼び出しをelog(LOG)に変更しました。