pgpool

名前

pgpool --  Pgpool-IIメインサーバ

概要

pgpool [option...]

pgpool [option...] stop

pgpool [option...] reload

説明

Pgpool-IIメインサーバ

使用方法

pgpoolは3つのモードで実行されます。すなわち、start、stop、reloadです。 stopもしくはreloadが指定されていなければ、start モードが指定されているものとします。

共通オプション

3つのモードに共通のオプションです。

-a hba_config_file
--hba-file=hba_config_file

pool_hba.conf設定ファイルへのパスを指定します。 そのファイルが標準の場所以外にある場合には必須です。

-f config_file
--config-file=config_file

pgpool.conf設定ファイルへのパスを指定します。 そのファイルが標準の場所以外にある場合には必須です。

-F pcp_config_file
--pcp-file=pcp_config_file

pcp.conf設定ファイルへのパスを指定します。 そのファイルが標準の場所以外にある場合には必須です。

-k key_file
--key-file=key_file

.pgpoolkeyファイルへのパスを指定します。 AES256暗号化パスワードを使用し、このファイルが標準の場所以外にある場合には必須です。

-h
--help

ヘルプを表示します。

Pgpool-IIメインサーバの起動

startモードのオプションです。

-d
--debug

Pgpool-IIをデバッグモードで起動します。 大量のデバッグメッセージが出力されます。

-n
--dont-detach

デーモンモードで起動しません。制御端末は切り離されません。

-x
--debug-assertions

アサーションチェックが有効になります。 これはデバッグ用の機能です。

-C
--clear-oidmaps

memqcache_methodの設定がmemcachedのときにクエリキャッシュのoidmapをクリアします。

memqcache_methodの設定がshmemのときは、Pgpool-IIの起動時に常にoidmapをクリアするので、このオプションは不要です。

-D
--discard-status

pgpool_statusファイルを破棄し、以前の状態を復元しません。

注意

このオプションは開発者向けテスト用の機能であり、それ以外の用途には使用しないでください。 pgpool_statusファイルを不用意に削除すると、Pgpool-IIを再起動した時にsplit-brain状(primaryサーバが複数存在する状態)になることがあります。

Pgpool-IIメインサーバの停止

stopモードのオプションです。

-m shutdown_mode
--mode=shutdown_mode

Pgpool-IIを停止します。 shutdown_modeは、smartfastimmediateのいずれかです。 smartが指定されると、Pgpool-IIはすべてのクライアントが接続を切るまで待ちます。 fastあるいはimmediateが指定されると、すべてのクライアントが接続を切るまで待たず、直ちに終了します。 現在の実装では、fastimmediateの間に挙動の違いはありません。

Pgpool-II設定ファイルの再読み込み

Pgpool-IIの設定ファイルを再読み込みします。 reloadモードには専用のオプションはありません。 共通オプションが使えます。